信州住まいのわくわくフェアにブース出展しました!
M1の森です!
今回は、6/21、6/22にビッグハットで行われた「信州住まいのわくわくフェア2025」を紹介します!

地元企業やメーカー、住宅会社が多く出展する本イベントは、建築関係者から家づくりに興味のある一般の方々まで多くの人が訪れるイベントであり、信州大学からも建築学科以外の複数の研究室が出展し、各研究内容を紹介しました。
そんななか寺内研究室は、イベントに来てくださった方々に、建築学科の活動を紹介すると同時に、建築模型の魅力を知っていただきたいと考え、模型展示と模型に関する装飾を行いました。


制作した模型は、ビッグハットの100分の1断面模型です。ビッグハットを東西方向で切り、南側を残したこの断面模型は、模型の断面を見た際に背後に同じ景色が見えるように計画されています。
私たちがスタディから完成までの過程で何度も利用する建築模型とはどんなものなのか、なぜ模型を作るのか、ということや、私たちにとっては当たり前に感じる”模型の持つパワー、魅力”を建築関係者以外の方に伝えるために実際に模型を見てもらい、体感してもらうことを目指しました。
実際にブースに訪れてくださった方は、材料や作り方に関する質問をしてくださったり、覗き込んでカメラで写真を撮ったり、各々が様々な視点で建築模型に触れていました。
また、ビッグハットという大空間の中にいると見落としがちなトラスやディテールに模型を通して気付くことで、ビッグハット自体を改めて見返すといった、今いる空間をじっくり見るきっかけにもなっていました。

模型に関する装飾では、学部3年、4年、修士1年、2年、OBにご協力いただき、それぞれの学生時代の模型作品の写真といくつかの質問に答えていただいたものを展示しました。多くの模型写真や意見を比較することで建築模型の表現方法の豊かさが実感できるものになりました。
今回のプロジェクトは、自分たち自身も建築模型の力強さを感じる良い機会となり、それぞれの模型へのこだわりが更新されていく貴重な時間でした。
また、このプロジェクトは学年をまたいで研究室全員で行ったものになります。本プロジェクトが大学院生から学部生への模型技術の継承や学年をまたいだコミュニケーションの場として機能したことで、今後の研究室活動により良い影響が生まれることを期待したいですね!