MIKIKO TERAUCHI
ARCHITECTURE LABORATORY

テララボ

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こんにちは。M1森です!

今回は、9月10日~12日に九州大学で行われた建築学会への参加をご紹介します!

寺内研究室では、毎年建築学会へ参加し、M1、M2、昨年の卒業生が、卒業設計、調査、プロジェクト、修士論文、修士設計を発表しています。

そんな毎年の恒例行事である学会発表ですが、昨年と違う点が一点。それは昨年が明治大学で行われたのに対して、今回は九州大学で行われるということ!

ということで、長野市からの7時間の長旅から始まった今回の学会の旅をお伝えします。

(上の絵は、旅のしおりのためにM2加藤さんが書いてくださいました。)

0日目

学会は9時から始まるため、前日に九州へ向かいます。M2は熊本県へ、M1は福岡県北九州市へ向かい、各学年でそれぞれ九州の建築、文化に触れました。

M1は、北九州市立美術館と、リバーウォーク、旦過市場へ行き、夜は中洲の屋台で食事をしました。まだ学会が始まっていないのに、充実感でいっぱいです。

1日目

この日は、昼から大きなイベントが2つやってきます。それは同時刻別会場で、OMAのコールハースの講演会と、篠原一男と磯崎新に関するディスカッションが行われるというもの。

自分は、ディスカッションを聞きに行ったのですが、篠原の図学的な図面というお話や、両者の異なる点など幅広くのお話を聞く中で、「図力」「おもねり」「モダニズムの横断」というインパクトのある単語から、「言説には構築されてきた歴史があり、同一の人物のものでも矛盾がある。だからこそそこに討論の余地が生まれ、また、だからこそ言説をそのまま受け取り、絡み取られてしまうことが無いよう気を付けなければならない。」という教訓まで多角的な学びを得ることができました。

2日目

この日は、寺内研の学生が多く発表しました。前日飲んでいた人も多い中、朝から発表に向かう姿はなんともかっこよく見えます。

発表の後は、卒業生、昨年の門前研究で一緒に研究をした武者先生・他大の先輩、寺内先生のご友人の石黒由紀先生、寺内研メンバーで、寺内先生のおすすめの「呉朝明(ごちょうめ)」でご飯を食べました。

福岡の食べ物のおいしさを実感する食事会で、発表が終わった開放感と安心感から多くの学生が楽しそうに弾けていました。

3日目

この日は、自分は午前中に発表がありました。そして研究室の他の学生はなんと、大宰府と九州国立博物館に行っていました。そうです、自分は置いて行かれました。

学会最終日ということもあり、この日の夜は、各自それぞれの旅へと散っていきました。ちなみに自分は、翌日に先輩、友達と直島、豊島巡りを予定しているので倉敷市のホテルに宿泊しました。

あるときは自分の発表へ注力し、あるときは興味のある発表を聞き、あるときは九州の文化に触れるとても充実した旅でした。なかなか簡単に行けない九州に行くきっかけとなった学会への感謝と、今回行くことができなかった多くの場所へのリベンジを心に刻んで今回の日誌は終わりたいと思います。

長文をお読みいただきありがとうございました。

p.s.

倉敷市のホテルで携帯を充電せずに寝落ちした自分は、翌日ホテル清掃員のドアのノック音で起きるという大寝坊をかましてしまい、島巡りには行けませんでした。